3.11に寄せて

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早いもので、東日本大震災から、早10年が経とうとしています。東京に戻って、まだ数年の頃。まだ上の娘も産まれていない頃でしたが、実感としては、もう10年も経ったのか…というのが、一番強い気持ちです。

 

被災した人たち、被災した蔵を応援したい…と誰もが思っているはずですが、まさか、10年後にこんなことになっているとは。コロナ終息までは、自分自身、アップアップの状態ですが、とにかく忘れさえしなければ、いつかはまた応援できるはず。しばらくは、東北の蔵のことについて書いていこうと思います。

 

まずは、岩手県盛岡市の「AKABU(赤武)」。甘辛酸渋に香りも含め、非常にバランスの良い一本ですが、こちらも震災で大きな傷を負っています。蔵の説明については、下記の通り。 

元々は岩手県大槌町に蔵を構えていましたが、東日本大震災により壊滅的な被害を受けました。それでも、地元の方に愛されていた「浜娘」を絶やしてはいけないと秀峰社長が奮闘。県内の蔵元に設備を借りながら「浜娘」を絶やさずに醸し、さまざまな苦境を乗り越え、2013年には念願が叶い新蔵が盛岡に建造されます。

 

さらに、新蔵完成から1年後、東京農大醸造学を学んだ龍之介さんが戻り、2014年12月、志しを持つ仲間と共に、情熱と根性と愛情で醸した日本酒「AKABU」が生まれました。

 

在学中、全国利酒大会のチャンピオンになるなど、素晴らしい唎酒能力を持つ龍之介さんを中心に、平均年齢20代の蔵人の皆さんが「日本を代表する銘酒を造りたい」という目標を掲げて、全力で醸しています。生まれてまだ若いブランドながらに、数多くの賞を受賞しています。 

 

大変お恥ずかしいのですが、文章は、福岡県の「うらの酒店」さんのHPから、ほぼ抜き出しております。色々調べたのですが、これ以上ないくらいまとまっていたもので。

 

震災直後は、「自粛」が逆に問題になり、「南部美人」の蔵元さんが「日本酒を飲むことで蔵を応援してほしい」と言っていたことを思い出します。飲んで応援したい、でも、今はなかなかそれすらままならない。

 

不甲斐ない毎日がもう少し続きますが、あとひと踏ん張り。ワクチンが行きわたる年末(?)まで、何とか頑張っていきましょう。

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