家政夫のミタゾノより

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コロナ連休の真っただ中。再放送だらけのドラマで、たまたま観た「家政夫のミタゾノ」についてのお話(笑)。

 

本編に出てくる、ちょっとした家事の役立ちテクニックが話題のドラマでしたが、気になったのは、油汚れの作業着を洗濯する回。長年の作業で真っ黒になった作業着を、「重曹」を入れた鍋で煮込むことで、きれいにするという方法です。

 

料理でたまった油汚れも、なかなかきれいになりません(たまに中華料理屋さんの白衣が異常に汚いことありますよね、涙)。早速、実験スタートです。

 

ネットでさらに調べると、油汚れやたんぱく質の汚れに関しては、「重曹」よりも「セスキ炭酸ソーダ」の方がよいようです。逆に、鍋の焦げ付きなどは「重曹」が強みを発揮するとのことですので、用途によって、いろいろと使い分けを。どちらも安価で、ドラッグストアや100円均などで購入ができ、パッケージの裏に分かりやすく比較されていることも多いです。

 

「家政夫のミタゾノ」ならではなのは、やはり「煮る」というダイナミックな工程にあるようです。油分のより高い洗浄のためには、ある程度、油が融解する温度まで温めるのは一般的ですが、ほとんどのサイトではぬるま湯を使用(例えば残り湯にセスキ炭酸ソーダと加えて洗濯など)…と言った表記に留まっていますので、大きな鍋でグツグツと洋服を煮るこの方法は、ビジュアル的にも、かなりのインパクトがあります。

 

煮ること、7~8分。

結果としては、効果は絶大です(笑)。

 

たわしでゴシゴシとこすっても、なかなか落ちなかった汚れは、びっくりするほどきれいなりますし、そもそも、鍋のお湯が見る見る、間に真っ黒になります(笑)。何というか、気分最高。まさに、最高に気持ちいい洗濯となりました。その後、ガスコンロ、焼き台部品などもグツグツ。同じく真っ黒になったお湯を洗い流すと、こちらもかなりピカピカになりますし、簡単なところではフローリングの汚れもあっという間。料理も掃除も、やはり科学が大事なのだと、実感させられた1日となりました。

 

ただし。

見たところ、大きな布の痛みや色落ちはありませんでしたが、どう考えても荒っぽいやり方です。「私の大事な服が…」等のクレームは一切お受けしませんので、ご了承下さいませ(笑)。