
だいぶ、ブームも落ち着いてきましたが、今年もハロウィン近づいてきました。
毎年おなじみの「たかちよ さかずきんちゃんハロウィン限定ラベル」です(笑)。


だいぶ、ブームも落ち着いてきましたが、今年もハロウィン近づいてきました。
毎年おなじみの「たかちよ さかずきんちゃんハロウィン限定ラベル」です(笑)。


当店の最寄り駅は、地下鉄・日比谷線の入谷駅。遠方からのお客様は、やはりこちらを利用される方が多いですが、JR山手線の鶯谷駅からも、ちょっと遠いですが、歩くことは可能です(10分少々)。
そんな鶯谷からのお客様に、是非立ち寄ってほしいのが、「小野照崎神社」(ちょうど途中にあります)。入谷といえば、「恐れ入谷の鬼子母神」の「真源寺」が有名ですが、歴史的にも、趣き的にも、全く引けをとらない、素晴らしい神社です。
百人一首などでも有名な「小野篁」を主祭神、相殿に「菅原野道真」を祀り、852年に上野照崎の地に起こしたのが起源とされ、その後、江戸城の鬼門を守るため徳川家が1625年頃に寛永寺を建立に伴い、今の場所に移転しました。元の上野照崎とは、今でいう「上野寛永寺輪王殿」のあたりで、国立科学博物館から上野の方へ下る、有名な鉄道ファンのスポットです(JR山手線、京浜東北線、高崎線、宇都宮線ほか、10近い路線が見えます)。
そして、今年はその移転から、ちょうど400年。当時は、このあたり、「入谷田んぼ」といわれた広々とした田んぼであったそうですから、時の流れを感じつつ、不思議な気持ちになってしまいますね。
なお、入口にある大きなイチョウの木も見事です。是非、あわせてご覧ください(写真は昨年11月末)。


さてさて。
きりがいいやら、わるいやら。9月中旬をもちまして、当店は「33周年」を迎えることとなりました(笑)。これも、皆様の応援があってこそ。本当にありがとうございます。お陰様で、両親も健康で、まだまだしばらくは、一緒に頑張ってくれそうです。
10周年ごとの区切りではないので、そういう意味では、あまり大きな感慨はありませんが、30周年を迎えた3年前が、まだまだ「コロナ」でバタバタだったことを思い出し、「コロナが落ち着いて、本当によかったな~」と、こちらは、心からほっとしております。とにかく、みんなが健康で、楽しく集まれる…。単純ながら、その「有難さ」に心から感謝する毎日です。
なお、30周年で描きおこしてもらった「さかずきんちゃんイラスト」。あまりにかわいく、今回、「33周年」に修正をお願いし、再度使用させて頂きました(感謝)。
次回、40周年に向けまして、スタッフ一同、引き続き、頑張っていこうと思っております。

さて、「日本酒dancyu vol.2」の巻末では、特別編として、昨年亡くなられた「山中酒の店 山中基康」社長の特集が組まれています。
「山中酒の店」は、僕が30代前半、大阪の辻調理学校を卒業後に、4年間、お世話になったお店です。社長との出会い、そして社長が導いてくれた日本酒との出会いがなかったら、今の自分はなく、そもそも店を潰さずに、続けていられた自信もありません。
さらに、雑誌の記事の写真では、懐かしい先輩たちの姿も。うーん、まさに黄金期(僕は落ちこぼれですが、苦笑)。この出会いももちろん、社長が導いてくれたご縁です。
改めまして、本当にありがとうございました。心より、ご冥福をお祈りいたします。

料理雑誌のパイオニア、「dancyu(ダンチュー)」。創刊は1990年で、雑誌名は「男子厨房に入るべし」から取られています。
単に有名店の紹介だけでなく、自分で本格的な料理を作るためのレシピや、世界の最新の料理時事情などが特集されていたりと、とにかく「食」を趣味とする人たちのバイブル的な存在となっていました。
そんな「dancyu」ですが、2000年頃からは、定期的に、「日本酒特集」が掲載されるようになりました。
当時は、ワインブームの真っただ中。僕が日本酒の世界に足を踏み入れたのは2003年頃でしたが、いまほどインターネットも普及しておらず、とにかく日本酒の資料を見つけるのに、本当に苦労しました。書店にある日本酒関連本では、具体的な銘柄の紹介などは少なく、中古の「dancyu」の日本酒特集号を探しに、多くの「ブックオフ」をまわった記憶があります(笑)。
少し前から季刊となり、それにともないまして、毎年春先に発売していた「日本酒」特集は、年2回の「日本酒dancyu」として生まれ変わりました。今回は、その第2号となります。
なお、今回、改めてここで紹介したのは、この中の巻末の特集についてお話したかったからですが、思いのほか、前振りが長くなってしまったようで。本篇につきましては、また次回。時間が開かないように頑張ります(笑)。

お疲れ様です。お陰様で、ひさびさの長期の連休。家族ともども、ゆっくりさせて頂きました(感謝)。
とはいえ、連休スタートに、ちょっと残念な1日も。
家族で楽しみにしていた「江東花火大会」(葛西臨海公園側から観ると最高です、笑)が、強風のため、当日の数時間前に、中止となってしまったのです。
う~ん。ホント、ここ数年、花火大会の当日中止が増えていますね。温暖化による豪雨、(特に)強風が主な原因ですが、こうしたイベント、年々、運営が難しくなっていくのかもしれません。
で、来年こそは...の思いを込めて。「山形正宗 夏ノ純米」。今更ですが、再入荷です。8月では、全国的にも、ほぼ完売の商品ですが、インターネットで無理やり、取り寄せてみました(笑)。
ちなみに、夏酒だけに限りませんが、最近の「季節」の日本酒は、年々、蔵からの出荷時期が早まり、いわゆる夏酒は、7月中には、ほぼ終了。同様に、本来なら10月から11月に出荷される秋酒(ひやおろし)も、すでに8月には店頭に並び始め、涼しくなった頃には、在庫がなくなるような状況です。
まあ、1年の半分くらい「夏」ですし、季節感がなくなっているのも仕方がないことではありますが(笑)

すっかり久しぶりの更新となってしました。毎日、インスタ更新している方々、本当に尊敬します。
大変申し訳ありませんが、8月は、ちょっと多めにお休みさせて頂きます。体力満タンに戻して、また、心機一転頑張りたいと思います。あと、ブログ更新もお約束します(涙)。

今回は、島根県石見の酒蔵「若林酒造」さんをお迎えしての会。「開春」を始めとする20種類近い銘柄と島根の料理を合わせての、ひさびさの日本酒イベントです。
前回の「鶴齢」さんから、1年半くらいですかね~。できれば定期的に実施したい気持ちはあるのですが、何せ、体力的な限界もありまして(笑)。ここ1か月は、酒屋さんや酒蔵さんと打ち合わせしたり、銀座の「しまね館」で名物料理を探したり、景品などを探したり...。まあ、今となっては、充実した時間ではあったのですが、やっぱり1年に1回くらいが限界ですね。
それにしても、距離的な問題もあり、なかなか馴染みのない島根県。本当は、実際に島根県までお邪魔したかったんですが、さすがに叶わず、それでも、いろいろなガイドブックや観光のYouTubeなどを見ていると、本当に、素晴らしい自然や街並みがたくさんあります。「若林酒造」さんのある温泉津(ゆのつおんせん)も、古い建物なども残る素敵な場所で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、「石見銀山遺跡をその文化的景観」の一部として、世界遺産にも登録されているとのことです。
料理も美味しそうなものがたくさんあるのですが、ご当地では、何より新鮮な魚介が名物なので(ノドグロとか、カワハギとか、烏賊とか、笑)、こっちで再現できるものは限られまして、結果、赤天(赤唐辛子入りの練り物)、大和しじみ(宍道湖の大きなしじみ)、あごの焼(飛魚のちくわ)など、まあ、割と地味に、山陰の雰囲気を味わう感じになってしまいました。そこはご勘弁を。
なお、燃え尽きまして、15日(火)まで、お休み頂きます。休み明け、「開春」はいっぱいあります。ひさびさ、ゆっくりと睡眠がとりたいです(笑)。
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ゴールデンウィークは4月27日(日)~5月6日(火)まで休業
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外のお店で日本酒を飲むと、あまりの高額にびっくりする今日この頃。ためしに2019年の日本酒メニューを見直してみましたが、当店では120mlで、平均20円ほどの値上がりで収まっておりました(笑)。
とはいえ、日本酒の価格は、コロナ後、急速に上がっておりますので、価格的に、取り扱いをやめてしまった銘柄もあります。また、5年前は、ほとんど純米酒オンリーだった取り扱い銘柄も、本日のメニューでは、比較的安価な本醸造が、過去最高の5銘柄となりました。
ただし、これにつきましては、もちろん、単純に安いから「アルコール添加のお酒」を扱っているわけではありません。「酒は純米、燗なら尚よし」という、上原先生の教えが僕の日本酒人生のスタートになっておりますので、基本的には、変わらぬ「純米酒」へのこだわりやリスペクトもあります。ただし、明らかに、以前と比べて、「アルコール添加」の技術が上がっているのも事実です。「楽器正宗」とか、凄いですよね~
あと、年齢的な問題も含めて、1周まわって「菊正宗」「喜久酔」「櫻正宗」なんかの、お燗が落ち着くんですよね...(苦笑)。こちらも、非常に完成度の高い品々だと思っております。
そんなこんなで、本日のラインナップ。
青森 喜久泉 吟冠 吟醸(500)
岩手 AKABU 純米酒(550)
秋田 ど辛 純米(500)
宮城 日高見 超辛口 純米酒(500)
山形 上喜元 純米吟醸 超辛口(550)
福島 宮泉 純米(550)
福島 楽器正宗 特別本醸造 別撰生詰(500)
石川 YUHO PIANO 純米吟醸 生原酒(550)
千葉 甲子(きのえね)純米うまから 8割磨き(450)
愛知 義侠 地守(ちのかみ)純米 生酒(500)
奈良 風の森 純米 無ろ過生酒(600)
三重 作(ざく)和悦 限定 純米吟醸(600)
和歌山 紀土(KID)純米吟醸(450)
広島 寶劔(ほうけん)純米酒(550)
山口 東洋美人 純米吟醸50(550)
佐賀 鍋島 特別純米(600)
(常温・お燗向け)
秋田 天の戸 芳泉 純米酒(450)
秋田 雪の茅舎 山廃純米(500)
宮城 浦霞 純米辛口(550)
山形 東光 純米酒(450)
福島 大七 生酛 純米(500)
新潟 鶴齢 雪男 純米酒(550)
石川 遊穂の湯~ほっ。生酛純米熟成酒 2018(550)
群馬 群馬泉 山廃純米(550)
静岡 喜久酔 特別本醸造(450)
長野 黒松仙醸 こんな夜に 純米酒(500)
兵庫 菊正宗 生酛本醸造(450)
広島 竹鶴 純米燗にごり(550)
島根 開春 純米酒 木桶仕込み 木桶貯蔵 2015(600)
佐賀 鍋島 特別本醸造(500)
※120mlでの提供となります。

当店の冷酒(120㎖)にの提供に使用している、そば猪口ですが、「砥部焼」です。愛媛県の砥部町を中心に作られる陶磁器で、江戸時代中期、近隣で産出されていた、良質の砥石の屑を原料として発展していきました。
個人的には、冷たい感じのする「磁器」よりも、温かみのある「陶器」の方が好みなのですが、この「砥部焼」、厚手のぽってりとした重量感と、淡い象牙色の白磁、呉須と呼ばれる素朴な藍色の絵付けと、「磁器」としては例外的に、とても温かな雰囲気があります。
何より、とにかく丈夫で、毎日使うには、本当に便利。夫婦喧嘩で投げつけても割れないという話から、別名喧嘩器とも呼ばれているそうです。徳利やお猪口なんか、本当にすぐにフチが欠けてしまいますし(涙)。
ということで、今回は数年ぶりの買い足し。最近は、女性作家さんも増えているそうで、藍色以外にも、少しずつ多彩な色合いも加わっています。新柄、見つけてみて下さい(笑)。