ひやおろし…の定義について


あまり一般的の方には知られていない(笑)、日本酒の秋の季節限定の一本。
ひやおろし」についての一言。


外気温が、「ひや(=常温)」くらいになったら「おろす(=卸す、出荷する)」お酒。



ビールでいう「秋味」みたいなもので、PRコメントとしては「新酒の初々しさを残しつつ、一夏を超えることで丸みを帯びた、この時期ならでは一杯」という感じでしょうか。
新酒は、そのフレッシュさを強調するために生で出荷することが多く、逆に1年2年と熟成させるものは、品質安定のため火入れ(通常2回)することが多いのですが、ひやおろしはその特性上、「生詰め(=完成時の1回だけ火入れ)」という決まりもあります。



ただし、正直な感想としましたは、まだまだ、半年程度では、きっちりとした熟成は足りず、さりとて、新酒のフレッシュさはなくなり…というケースもあるのが現実です。
(続く)