パストライザーについて

「パストライザー!!!」

まるで、必殺技のようなこの単語。本日は、ちょっぴりマニアックな、日本酒の火入れについての話題です。

 

「パストライズ」とは、日本語で「低温殺菌する」という意味。何度も書きましたが、日本酒はできあがった後に、味の安定(酵母の動きを止める)と雑菌防止のために、60~65℃程度で殺菌するのが一般的です(かなり端折って書いています、ご勘弁)。

 

通常は、お酒を搾った貯蔵タンクごと加熱し、そのまま、自然に温度が冷めるまで放置することが多いのですが、この作業により、生酒のときのフレッシュな風味や香りがとんでしまうという問題点があります。

 

そんなお悩みを抱えた方にお勧めなのが(皆さん、ご一緒に、笑)

「パストライザー!!!」

 

パストライザーは、それら火入れでの味の欠点を補うために開発された最新機械です。あらかじめ搾った日本酒を一升瓶(蓋をして密閉する)に詰め、その後、トンネル内のベルトコンベアに乗せて、熱湯→冷水のシャワーを浴びせることで、超短期間に火入れを行います。つまり、「ベルトコンベア式高速低温殺菌マシーン」てな感じですね。

 

ここで重要なのは2点。ひとつは、急速の加熱&冷却。もうひとつは、一升瓶による外気に触れない状態での処理。結果、火入れ酒にも関わらず、直汲み生酒のようなガス感とフレッシュさが体感できます。

 

すごいぞ。いいぞ。

「パストライザー!!!」(水木一郎の声で、笑)

 

それでは、そんなパストライザーを使った、最近のイチ押しについて。続きます。

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