龍勢、訪問

 
翌日は、本来の目的地、広島県竹原市へ。
竹原は、古くから瀬戸内の港町として知られ、江戸時代後期には製塩業でも繁栄。安芸の小京都とも言われ、豪商の屋敷や由緒ある寺院など、風情ある街並みが今でも保存されています。
もっとも、最近は、朝の連ドラ「マッサン」こと、竹鶴さんの生まれ故郷としての方が有名ですかね?生家である、竹鶴邸(もちろん、日本酒の竹鶴はここで造っています)は、今でも観光の中心です(ただし、人が殺到しすぎて、ただ今閉館中だそうですが、苦笑)。


来月2月に行われる、「龍勢と広島カキの会」の料理を、いろいろなお付き合いの中で手伝うことになり、今回は、その打ち合わせが目的ですが、もちろん、まずは蔵の見学から。
  
何か、以前より軽い味わいになったような話も聞いていたのですが(根拠なし、笑)、実際は、イメージ通りの、完全発酵にて熟成に耐える骨太の酒質でした。ただし、現在の竹原ブームの中で、どうしても熟成まで回す在庫がなくなっているのも事実らしく、これは、まあ嬉しいながら、深刻な悩みではありますね。


半日もの長い間、お付き合い頂いた地元・前川酒店さん。本当にありがとうございました。