先入観を裏切らず

本日の一杯。
「ソッガ 純米吟醸原酒 ミヤマニシキ 2010」
 

酒屋さんで、日本酒の瓶が並ぶ冷蔵庫の中に、妙なボトルを発見。
長野・小布施のオブセワイナリーが、冬の雪で、ブドウ畑が閉ざされる1〜2月の厳冬期のみに作られる、期間限定の日本酒だそうです。


「え〜、何か、お土産狙いの企画もんではないんですか〜?」
などと失礼極まりない質問をしてみたところ、昔ながらの木の道具で、手造り麹、少量サーマルタンク仕込みなど、採算度外視とも言える丁寧な作りをしているとのこと。「とりあえず、外れは絶対にないですよ〜」とのお墨付きをもらい、早速購入してみました。



味わいはなかなか。白ワインを彷彿させるシャープな酸と、原酒らしい骨太なバランスはお見事です。開けたては、やや渋みも感じさせますが、料理との相性を考えれば、これはこれでアリなのではとも思います。何と言いますか、「ワイン蔵が作る〜」とか「ワインボトルで出荷〜」とかいう先入観を、いい意味で裏切らない、この酒ならではの独自の世界感があります。


さて、翌日はどうなっているかなぁ…と思ったら、また団体さんに飲み干されてしまいました。
何か、なくなるの早いな〜と思ってよく見たら、1800ML(一升瓶)ではなくて、1500ML(マグナムボトル)。ちょっと値付けを間違えましたね(笑)。