ドメーヌについて

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先日、「テロワール」について書いてみましたが、似たような用語で「ドメーヌ」という言葉があります。

 

「ドメーヌ」とは、ワイン用語では、栽培・醸造・瓶詰を一貫して行う生産者のこと。ほどんどの日本酒は、(桶買いをしない規模の蔵であれば)、製造・瓶詰めは自社で行うことが当然なので、「使用するお米の栽培を自社で行っている…」というのが、基本的な定義になるようです。

 

もともとワインの用語ですので、それを日本酒に当てはめたときの区別はあいまいです。「テロワール=その土地の特性」とするならば、そのお米は地元ならではお米の方がより分かりやすく、逆に、作っているのは、地元の農家さんや蔵契約している農家さんであっても構わないのかもしれません。そうなると、「日本酒ドメーヌ」とは、「春から秋にかけては、自分たちでお米を作る」という定義が分かりやすいのかもしれません(とはいえ、実際は、本当に信頼できる農家さんをパートナーに、一緒にお米作りから関わっていく蔵も、ドメーヌとしているようです)。

 

そんなドメーヌ化の代表格、栃木県の「仙禽」です(でも、お米造りは契約農家さんと、笑)。お酒の仕込み水と同じ水脈の水にてお米を栽培しており…、って、それだと「テロワール」か。やっぱり定義はあいまいですね(笑)。

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