初夏の仕込み

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今日はのんびりと「らっきょう」の仕込み。

 

「らっきょう」は、この時期にしか出回らない。季節感たっぷりの野菜で、独特の香りと辛みと、カリカリした食感が特徴です。お店で売っているものの大半は、カレーの薬味(甘酢漬け)ですが、実際は、塩漬け、醤油漬け、味噌漬けなど、いろいろな調理法があり、基本的に、1年分の仕込みをこの時期に行います。

 

泥を洗い流し、根と先端をカットし、薄皮を剥く。最後の方は、爪の間がヒリヒリします(笑)。

 

ちなみに、年間を通して流通する「エシャレット」も、らっきょうの仲間。日本では、1950年代に築地の青果卸業者さんが、生食用に軟白栽培した「らっきょう(根らっきょう)」 を、「エシャット」の商品名で販売しましたが、その後、日本で本物の「エシャット(フランス語でいう、玉ねぎ)」が販売されたため、現在、ちょっと紛らわしい状態になっています。

 

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ちなみに、これ、らっきょ畑だそうです。しかし、何にも知らないなぁ~と反省する今日この頃です。