毎年恒例の?


早いもので、あれから一年。
こうして思うと、一年前のブログを読み直してみると、結構かぶった話題も多いですね(笑)。
一昨年、一番気になった一本。「花巴 水酛純米 無ろ過生原酒 直汲にごり」が今年も入荷いたしました。


「水酛」の説明は昨年参照で。

水酛(菩提酛)造りとは…
室町時代、奈良の菩提山正暦寺にて開発された醸造法で、「生米」を使用する独自の製法。
主に2つの工程に分けられ、まずは、生米(+蒸した米を少々)を水につけて腐らせ、次に、その腐らせた(乳酸醗酵をさせた)水に蒸した米を加えて、酒母を作り出す。
現代の寒仕込みとは、発酵過程はかなり異なるが、「酸」によって雑菌汚染を防止するという、そのメカニズムは、ある意味では今の酒造りのルーツとも言える。

味わいとしては、柔らかな米の旨みと優しい甘み、そしてその甘みを引き締める酸が特長で、イメージとしては、乳酸系のヨーグルトを思い浮かべる感じでしょうか?「甘口」と聞くと、敬遠される方もいらっしゃる人もいるかもしれませんが、甘み、旨味、酸のバランスによって、幅広いお料理とも合わせられ、熱めのお燗もお勧めです。今年も1ケース購入。その他、山廃、速醸と、たくさんご用意しています(笑)。