ほのぼのしたラベルのお話

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昨今、「~正宗」など、昔ながらの文字だけの古臭いラベルから(まあ、これはこれで素晴らしいのですが、笑)、ワインやビールなどを超えたポップなアートラベルへと変わりつつあるこの時代の、まさかの1本。

 

三重県伊賀市の元ボクサーの蔵元が醸す酒「三重錦 純米吟醸おりがらみ」、通称(?)「ニンニンラベル」です。

 

このブログにおいても、結構な本数の日本酒のラベルについて書いてきましたが、そんな歴史をすべて否定するような衝撃的なラベルです(笑)。

 

ヘタウマ???

 

クールジャパン???

 

もっとも、その味わいときたら、のんびりラベルと若干のイメージの異なる、キリリとした酸と軽微なガス感という、スタイリッシュなもの。

 

それにしても、なぜ、手書きの忍者(もちろん伊賀の蔵だからですけど、笑)???

 

より低価格の「純米酒」は普通のラベルで、高価な「純米吟醸」のラベルがこれ?(失礼、笑)。いつの日か、また蔵にお邪魔して、理由を伺ってみたいですね。

 

ところで、あるお客様の感想。

「伊賀の忍者の装束は、実際は柿渋色で…etc.」

まさかの時代小説ファンでした(笑)。