日本酒メニューをつくろう!


僕らは小さいときは、プロ野球が全盛期な時代でしたので、誰もがいちどは「僕が監督なら、こんなオールスター・チームを作るのになぁ〜」などと考えたものです。


その場合、面白いのは、強い野球チームを作るためには、単純に、打率のいいバッターの上位を並べたり、ホームランを打っているバッターを選ぶのではなく、打順に応じた、それぞれの個性を尊重したチーム作りが必要だということ。
1番バッターは、選球眼がよくて出塁率が高く、足も速い人。2番は小技が効いて、いやらしいバッター。3番は、大きいのも打てるし、場合によってはチャンスを広げるバッティングもできる好打者などなど。要するに、1番バッターだでも、4番バッターだけでも、魅力的なチームはできないということです。


うちの日本酒メニューのセレクトも、ある意味、そういうチーム作りに似たものがありまして(笑)。


香りのきれいなすっきりとした一本があれば、玄人好みの渋い一本もあり、骨太の一本、逆に落ち着いた穏かな味わいもあり。もちろん、たっぷり熟成した(ベテランですね、笑)円熟の旨みの一本も必要ですね。
こうして個性豊かな面々が合わさることで、結果的に、バラエティーに富んだ、日本酒の可能性を感じさせてくれるようなラインナップになるような気がします。

ちなみに、野球チームをイメージして、うちの定番ラインナップを置いてみると…(笑)

1番(中堅)日高見…高い出塁率
2番(遊撃)天の戸…いぶし銀
3番(左翼)義侠…広角打法
4番(一塁)王禄…頼りになる四番
5番(三塁)獺祭…スター選手
6番(右翼)大七…安定感あり
7番(二塁)遊穂…堅実な守備
8番(捕手)田酒…泥臭く守る
(DH)竹鶴…打率は低いが長打あり
(投手)上喜元…コンスタントに勝ち星

何か、こんな深夜番組、やってましたね(「ナカイの窓」だっけ、笑)。
野球が分かって、なおかつ日本酒が詳しい人しか共感できない、微妙な話題でした(反省、苦笑)。