アマビエ ~その2

せっかくなんで、もう少しだけアマビエのお話。江戸時代のお話なんで、いろいろな元ネタが混在していますが。

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弘化3年(1846)、肥後国熊本県)の海中に毎夜のように光るものがあり、役人が確かめに行ったところ、海中に住む「アマビエ」と名乗る怪物が現れ、当年より6年の間は豊作が続くが、病気が流行するので自分の姿を写して見せるように、と告げて海中に消えたという。(「肥後国海中の怪(アマビエの図)」京都大学附属図書館蔵より) 

何か、味のある絵ですよね(笑)。髪の長い人魚のようにも見えますが、ひし形の目や、鳥のようなクチバシ状の口は、幽霊や妖怪というより、「ウルトラマン」に登場する怪獣のよう。シンプルな線で表現されているので、他に想像力を働かせる余地を多々残しており、いろいろなインスピレーションを受けた新しいデザインが生まれてきそうです。

 

暗い世の中ですから、少しは楽しいキャラクターが生まれても。ちなみに、今、アマビエの和柄マスクの入荷待ちです(笑)。

 

本日、日本酒、ほとんど関係ない更新でした(笑)。