出汁で飲む

f:id:iriya-wabisuke:20200914131949j:plain

「出汁(だし)を飲む」ではなくて、「出汁で飲む」。

料理ではなく、出汁を味わいながら、日本酒(特にお燗)を楽しむ。

 

 

ここ最近、お燗の味わいを、料理の最後の調味料として意識する人が増えてきました。もちろん料理と日本酒の相性…という意味では、従来の基本通りではあるのですが、もう少し狭い意味で。例えば、調味料として日本酒を使った料理のソースが、日本酒(特に旨味が出て、温度帯が似ているお燗)を飲むことで、より旨味が引き出されるのです。

 

先日、北千住の某お蕎麦屋さんにて天ぷらを食べた後、残った「天つゆ」と「秋鹿のお燗」を、何の気なしに交互に飲んでいたんですが、いつの間にやらの無限ループに。やめられない、止まらない。ほんのり温かい、お蕎麦屋さんの旨味のある出汁と、同じくほんのり温かい、熟成したお燗が口の中で交じり合って、イメージとしては、まるで一つの飲み物のようです。

もちろん、同時に飲んだ訳ではなく、あくまでイメージです(笑)。

 

 

最近は、突き出しに冷製スープを出す店やなども増えていますね。

もちろん、お浸しの出汁でもいいですが、極論、豚汁とお燗も美味しそう(笑)。

 

改めて、日本酒の楽しみ方が広がった1日でした(笑)。